津波に備える、歩いて逃げる~一緒に考える津波対策~
津波は、いつ起こるか分かりません。浦河町ではこの1年間に3回の津波警報が発表され、多くの町民が避難しました。
避難の際には自動車による交通渋滞も発生し、昨年12月8日深夜の青森県東方沖地震のときには、堺町地区で津波到達が予想される時間帯まで渋滞が続きました。
「車で逃げたほうが安心」と思っていても、渋滞に巻き込まれれば避難が遅れてしまうことがあります。
津波警報が発表されたら、渋滞を避け、徒歩で高台や避難目標地点へ向かうことを基本としましょう。
そして、警報が解除されるまで安全な場所で過ごせるよう、非常持ち出し袋などの備えも必要です。
いざというときに自分や家族の命を守るため、今一度、津波からの避難について考えてみませんか。
避難は原則徒歩
津波から身を守るためには、「できるだけ早く避難を始める」ことが大切です。
車で避難する場合、「家族がそろうのを待つ」「荷物を積む」「戸締まりをする」など、出発するまでに、さまざまな準備をしてしまいがちです。
内閣府の調査では、車で避難した人は、徒歩で避難した人に比べて、避難開始時刻が約10分遅かったという結果があります。
津波からの避難では、一刻を争うため、その時間が命を守るための大切な時間になります。
「準備してから」ではなく、「まず避難する」いざというときに迷わないよう、普段から避難方法を家族で話し合っておきましょう。
室蘭気象台&浦河消防署 防災機関に聞きました
【準備の10分が命取りに。「揺れたら逃げる」を第一に】
浦河町は太平洋に面しており、津波の影響を受けやすい地域です。
北海道の最大クラスの津波想定では、沿岸で10mを超える津波が想定され、地震発生から5分程度で影響が始まる場合もあります。実際に昭和57年の浦河沖地震では、地震発生からわずか4分で津波が到達しました。
津波は何度も押し寄せ、後から来る波が高くなることもあります。また、必ず潮が引いてから来るわけではありません。
強い揺れや長く続く揺れを感じたら、津波警報などを待たず、すぐに高台や避難場所へ避難してください。津波は数十センチでも人が流されることがあります。
最初の波が小さくても戻らず、津波警報・注意報が解除されるまで避難を続けることが大切です。
日頃から避難場所や避難経路を確認し、「揺れたら逃げる」という行動を身につけておきましょう。
【今日から出来る避難の備え】
災害はいつ起こるか分かりません。「災害は必ず起きる」という意識を持ち、日頃から少しずつ備えておくことが大切です。
非常持ち出しリュックは玄関や寝室など、すぐに持ち出せる場所に準備しておきましょう。水や食料は最低3日分、できれば1週間分を備蓄し、中身の点検は、4月や10月など季節の変わり目に行うと効果的です。
また、ハザードマップで自宅周辺の浸水想定や避難場所を確認し、実際に避難場所まで歩いて、かかる時間や道のりを確かめておきましょう。地震で道路が使えなくなることも想定し、複数の避難経路を確認しておくと安心です。
まずは「家族と避難場所を話し合う」「リュックを準備する」など、できることから一つずつ始めましょう。
11月に防災イベントを行いますので、備えの一歩目としてぜひ参加してみてください。
あなたの備えを確認してみましょう
□ 1.自宅の海抜(標高)を把握している
□ 2.ハザードマップにより、自宅周辺の浸水想定を確認したことがある
□ 3.自宅から避難場所までの経路を、実際に歩いて確認したことがある
□ 4.家族との集合場所を、2か所以上決めている
□ 5.家族が離れているときの連絡手段(災害用伝言ダイヤル171など)を決めている
□ 6.非常持ち出し袋を準備し、その置き場所を家族全員が知っている
□ 7.勤務先や外出先で警報が発表された場合の避難行動を考えたことがある
□ 8.過去1年以内に、避難訓練又は防災学習に参加したことがある
- 何個チェックつきましたか?
- ◎ 7〜8項目該当 日頃の備えは十分です。今後とも継続しましょう。
○ 4〜6項目該当 あと一歩です。未確認の項目について早期に確認しましょう。
△ 0〜3項目該当 早急な備えが必要です。避難場所の確認から始めましょう。
防災イベントのお知らせ
地震・津波を想定した災害図上訓練を行い、地域の被害や避難について考えます。過去1年間の津波警報の経験を踏まえ、避難の課題や今後の対策、巨大地震への備えについて学びます。備えの第一歩に、ぜひご参加ください!
- 日時
- 11月8日(日曜日)午後1時30分~午後4時
- 場所
- 総合文化会館3階ふれあいホール
- イベント内容
- ▷講演「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震について」(講師:室蘭気象台森井防災管理官)
▷浦河町からの情報提供
▷日頃の備えについて
▷災害図上訓練(DIG)
- 申し込み期日
- 申込期日 10月16日(金曜日)まで
(注釈)申し込みは電話でのみ受付。
- 【問い合わせ・申し込み先】 総務課危機管理係
- 電話:(22)2311