「あの日」の記憶を、 未来の命を守る力へ
浦河の地震史と、 今できること
現在、九州地方の地震では直接的な被害のほか、猛烈な暑さや断水などの過酷な生活環境が続いており、災害関連死といった二次被害の拡大が強く心配されています。
浦河町もまた、数々の強い地震を乗り越えてきた歴史があります。
記録が残る昭和7年から現在までに、震度5弱以上の強い地震を18回経験しました。中でも昭和57年の浦河沖地震と平成15年の十勝沖地震では、ともに震度6の激しい揺れを観測し、家屋の倒壊や道路・上水道の寸断など、町全体が甚大な被害に見舞われました。
九州での過酷な状況は決して他人事ではありません。過去の教訓を胸に刻み、今一度ご家庭や地域での備えを見直してみませんか。
今回は、断水時の生活用水確保につながる「災害時協力井戸」と、地域の共助を支える「防災士」についてお伝えします。
町民の皆さまの大切な命と暮らしを守るため、防災に関する情報を定期的に広報紙などでお届けしていきます。
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昭和57年3月21日 浦河沖地震 震度6(M7.1) |
●当時の被害状況 重傷者11人、軽傷者48人 住宅全壊14戸、半壊22戸 上水道管破損71箇所 商業被害466件 被害額17億円 |
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平成15年9月26日 十勝沖地震 震度6弱(M8.0) |
●当時の被害状況 重傷者4人、軽傷者72人 住宅全壊61戸、半壊44戸、一部破損341戸 上水道管破損109箇所 商業被害183件 被害額37億円 |
断水時の命綱 「災害時協力井戸」
過去の浦河沖地震や十勝沖地震でも、大きな課題となったのが「断水」です。
大規模災害が発生した際には、上水道が寸断され、長期間にわたり飲み水や生活用水が確保できない過酷な避難生活が予想されます。
そこで町では、こうした事態に備えて個人や事業所で使われている井戸を「災害時協力井戸」として事前にご登録いただき、災害発生時にトイレや洗濯、清掃などに使う生活用水(飲用以外の水)を、可能な範囲で地域住民の皆さんへ提供していただく取り組みを進めています。
井戸を所有されている皆さまは、ぜひご協力お願いいたします。
登録できる井戸
- 浦河町内にある井戸であること
- 災害時に無償で井戸水を提供できること
- 現在、井戸として使用しており、今後も井戸として使用するものであること(汲み取り方式は電動・手動を問いません)
- 所有者において継続的かつ適正に管理されていること
- 生活用水として使用に適当な水質であること
- ホームページ、広報紙などに協力井戸の所在地、所有者の情報の公表に同意できること
登録方法
「浦河町災害時協力井戸登録申出書」に必要事項を記入して、総務課危機管理係に提出してください。
登録要件に適合しているか確認後、「浦河町災害時協力井戸登録決定通知書」により通知し、浦河町災害時協力井戸として登録します。
地域の安心・安全を支える「防災士」受講者を募集!
町では、防災・減災に関する専門的な知識や技能を身につけ、地域で指導的な役割を担う「防災士」を養成するため、「防災士研修講座」の受講者を募集しています。
また、地域の防災には女性の視点も不可欠です。男性はもちろん、女性の皆様からの積極的なお申し込みをお待ちしています。
防災士とは
特定非営利活動法人 日本防災士機構が認証する民間資格です。
資格の取得方法
機構が定めるカリキュラムに基づき、「自宅学習(履修確認レポート提出)」「会場での研修講座受講」「救急救命講習の受講」を行い、資格取得試験に合格することで認定されます。
(注釈)防災士の資格の詳細や、研修講座プログラムについては、防災士研修センターのホームページをご覧ください。
今年度の研修日時
- 日程
- 11月2日(月曜日)~3日(火曜日)
- 場所
- アスティホール
- 募集人数
- 3名(多数の場合は選考とさせていただきます)
- 申込資格
- 浦河町に住民登録があり、資格取得後は「浦河町防災士等連絡会」へ加入のうえ、ボランティアとして防災訓練の支援や災害時の防災活動にご協力いただける方。
- 申込期限
- 9月11日(金曜日)
(注釈)防災士の資格取得に要する受講料および旅費は、町が全額負担します。
- 申込先
- 総務課危機管理係 電話:0146(22)2311(内線:206)