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ありがとう、我が母校― 浦河第二中学校・荻伏中学校閉校式

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荻伏中学校

荻伏中学校は、昭和22年の教育制度改革により実施された6・3制度のもと開校し、5学級187人の生徒が入学しました。
その後、昭和50年に新校舎の建設工事が始まり、開校30周年を迎えた昭和52年に現在の校舎へと建て替えられました。さらに、昭和59年には野深中学校との統合が行われました。
平成10年にはモンゴルから児童生徒を迎えて交流を行うなど、早くから国際交流にも積極的に取り組んできました。
平成以降は、生徒たちの活躍が目覚ましく、野球やスケート、吹奏楽、作文など、さまざまな分野の大会で全国大会に出場するなど、多くの成果を残してきました。
そして、令和8年3月末をもって浦河第一中学校と統合することが決定し、令和7年12月13日に閉校式典が行われました。長い歴史と多くの思い出を刻んだ荻伏中学校は、その歩みを終えることとなりました。

生徒会長 藤原 すなお さん

生徒代表 生徒会長 藤原 すなお さん

3月で浦河第一中学校へ統合になると知った時、学校行事をはじめ、様々なことが思い出されました。
少人数での授業では、一瞬も気を抜くことなく、しっかり話し合いをしたり、集中力が求められ、部活動では、人数不足に悩まされながらも、様々な大会で活躍し、記録を残してきました。
生徒会活動では、体育祭や学校祭などの行事のほか「グリーティングプロジェクト」という挨拶運動と、学級の歌声活動は長年継続して取り組まれており、荻中の伝統と言われています。
春からは、卒業する3年生は進学する高校で、私たち1・2年生は浦河第一中学校で新しい生活が始まります。新しい仲間や環境など、慣れるまで時間がかかると思いますが、荻中の伝統を忘れることなく、新たな生活に向かっていきたいです。
この荻伏中学校で学んだこと、一緒に楽しく生活した先輩・後輩のことを思いながら、自分の新たな場所で一歩ずつ前進していきたいと思います。

荻伏中
合唱

浦河第二中学校

浦河第二中学校は、昭和22年の教育制度改革により実施された6・3制度のもと、西舎小学校の併設として西舎牧場、杵臼、東幌別、西幌別地区からの生徒85人によって、小学校の廊下や牧場柏会館を借用して開校されました。
その後、昭和41年に校舎の新築工事が始まり、昭和42年に新校舎が完成しました。この新しい校舎は、何度かの大規模な改修を経て、今日まで使用されてきました。
同校では、生徒の活躍も著しく、特にスピードスケートにおいては、多くの生徒が全国大会に出場しており、卒業後も世界大会やオリンピックで活躍する選手を輩出しており、数多くの功績を残してきました。
そして、令和8年3月末をもって、浦河第一中学校と統合することが決定し、令和7年12月7日に閉校式典が行われ、長い歴史を誇る学校がその幕を閉じることとなります。

生徒会長 大﨑 優奈 さん

生徒代表 生徒会長 大﨑 優奈 さん

この学校では多くの生徒が学び、成長し、夢を描いてきました。私たちが今ここにいられるのは、先輩方、先生方、地域の皆様の長年の支えと努力のおかげです。その歴史が区切りを迎えることに胸の奥から込み上げてくるものがあります。
この学校で過ごした日々、体育祭や学校祭での協力、休み時間の笑い声、委員会・部活動での努力は、すべてが忘れられない大切な宝物です。当たり前だと思っていた毎日が、かけがえのないものでした。
先生方は成長を見守り、丁寧に相談に乗り、励ましてくださいました。地域の皆様、保護者の皆様の深い理解と支えに、心より感謝申し上げます。
閉校は寂しいですが、ここで学んだことや、仲間との絆は心に残り続けます。失敗した経験も、共に努力した経験も、私たちの中で生き続けるでしょう。浦河第二中学校の歴史は、私たちが大切に受け継いでいきます。

浦二中
合唱